仮に
8 月の演奏会をブラームスの「パガニーニの主題による変奏曲第一集」にしたとして、そもそも現在の私が弾けるのかという疑問がわいたため、時間を計りながら演奏をしてみました。単位は秒、カッコ内は目標時間です。目標時間で弾けると、CD くらいのスピード(最後の変奏はゆっくりかも)になります。(キーシンとかはもっと桁違いに速いです。)
テーマ:27(30)
第1 :35(30)
第2 :36(30)
第3 :35(30)
第4 :75(75)
第5 :55(55)
第6 :30(30)
第7 :35(30)
第8 :37(30)
第9 :87(80)
第10:90(85)
第11:100(95)
第12:77(75)
第13:45(40)
第14:150(150)
合計 :914、15 分 14 秒(865、14 分 25 秒)
そもそも弾けてないじゃん!orz 30 秒で弾く変奏曲が 7 個あって(※)、速度どおり弾けているのが 2 個・・・本番まで半年。この曲を選択するとしたら、相当がんばらないとダメそうです。明日は幻想曲の方を時間を計ってみます。
※ 演奏時間を見た方は気がついたかもしれませんが、この曲は、最後を除くと速い変奏(30 秒くらい)と遅い変奏(60 ~ 90 秒くらい)の二パターンに分けることができます。速いパターンを攻略できるかどうかで、勝敗(?)が決まるというわけです。
ところで、演奏時間を気にする理由について。私のようなノミの心臓では、本番では練習時の 7 割くらいの力しか出せません。特にこういう難しい曲は、本番で必要以上に速く弾いて自滅するケースが非常に多いです。また、本番時に欲が出て練習よりも速く弾こうとする場合もあります。弾けもしないのにそれこそキーシンのように弾こうとするわけです。
練習時に目標演奏時間を決めてクリアしておくと、本番時に「練習と同じ速度で弾けばいい」と暗示をかけられるので、無理な欲が出ることや、不安に駆られて突っ走ることも回避することができます。それでも、本番時は心拍数が上がっているから練習時よりは速度も上がります。(それが本番時に出来が 7 掛けになる理由なんです。)その辺は「本番だから」ということで、崩れないことを祈るのみです。^^; 崩れさえしなければ、極々まれにですが「本番の方が良い演奏だった」ということになるかもしれません。